日本の主要な経済団体のトップらは金曜日、岸田文雄首相が新年行事中の物価上昇を上回る賃金引き上げを求めたことを受け、昨年よりも大幅な賃上げを推進することを約束した。
日本経済団体連合会(経団連)の十倉正和会長は「昨年以上の情熱と決意を持って給与引き上げ問題に取り組む」とイベントで述べ、「日本は今、一度きりの昇給問題に直面している」と述べた。デフレから完全に脱出するまたとないチャンスだ。」
この発言は、日本の大手企業が昨年、賃金を平均3.99%引き上げ、31年間で最大の伸びとなったことを受けて発表された。 都倉氏は、今年の春季給与交渉でより良い結果が得られることを期待していると述べた。
記念撮影に臨む日本協力経営者協会会長の新浪剛史氏(左)、経団連会長の戸倉正和氏(中央)、日本商工会議所会頭の小林健氏と商工関係者ら2024年1月5日に東京で日本の主要3業界団体が主催した新年会合後。(共同通信)
経済界のロビー団体が主催し、国内最大手企業の幹部らが多数出席したこのイベントで岸田氏は、賃金上昇と経済成長の好循環を達成するには可処分所得の増加が不可欠であると強調した。
岸田氏は「現在の好調な流れが続くよう万全の対策を講じる」と述べた。 「今年は非常に重要な年になります。力強い昇給実現に向けてご協力をお願いいたします。」
日本経済同友会の新浪剛史会長は記者会見で、中小企業への好影響を確実に波及させるために大企業は5%以上賃金を引き上げる必要があると述べた。
新浪氏は「賃金引き上げを社会規範にしなければならない」とし、「今年は賃金が上がり続けるかどうかのリトマス試験紙になる」と述べた。
一方、連合(日本労働組合総連合会)の吉野智子会長は別の記者会見で、5%以上の賃上げを要求する方針を改めて表明し、昨年よりも重要な賃上げの機運を醸成することを約束した。
賃上げは日銀にとっても重要で、日銀はマイナス金利政策を終了すべきかどうかを判断するため、今年の春季賃金交渉の推移を注視している。
都倉氏は、持続的な賃金上昇には2%程度の物価上昇が必要との見解を示し、日銀や政府に対し「物価が緩やかに上昇する金融財政政策を講じるよう求めた」と述べた。
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