暴動が始まってから2か月が経った今も、南太平洋フランス領ニューカレドニアでは散発的な衝突と夜間外出禁止令が続いている。
この暴力は同地域の主要産業である観光業に深刻な影響を及ぼし、外国人観光客の数は激減した。
この騒乱は、フランスからの独立を求める先住民などが5月に始めた抗議活動に端を発している。
この暴動でフランス治安部隊の隊員2人を含む10人が死亡した。
空港と大都市ヌメアを結ぶ幹線道路沿いには、焼け落ちた店舗やその他の建物が多数見られる。
フランス政府によると、ニューカレドニア国内の企業などで過去2カ月間に700件の略奪や放火が記録されている。 被害額は約24億ドルと推定されている。
暴動が始まった後、非常事態が宣言された。 5月末に解除されたが、夜間外出禁止は維持された。
約5万件の旅行予約がキャンセルされ、フランス政府は2万4000人が職を失ったと推定している。
専門家によると、フランスが政治的混乱に陥り、オリンピック開催の準備を進めている一方で、パリが領土経済を回復し、状況を改善するための措置を講じることは困難であるという。
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