2023年8月24日、中国・北京の海鮮市場の魚介類の屋台でアサリを加工する業者。ロイター/フローレンス・ロー ライセンス権を取得する
[モスクワ/東京、8月26日 ロイター] – ロシアは、福島原発の残骸から放射性物質を処理した水が海に放出されたことを受けて中国が日本産魚介類の輸入を禁止したことを受け、中国への水産物輸出を拡大したいと考えている。
ロシアの食品安全監視機関ロセルホズナゾール氏は7月、ロシアは中国最大の水産物供給国の1つであり、894社のロシア企業が水産物の輸出許可を取得していると述べた。
ロセルホズナゾールは金曜日遅くの声明で、輸出業者の数を増やすことを検討していると述べた。
ロセルホズナゾールの声明は、「中国市場は概してロシアの水産物にとって有望だ。われわれは認証を受けたロシアの企業や船舶の数、製品の量とその範囲を増やしたいと考えている」と述べた。
声明によると、この取り組みを支援するため、ロセルホズナゾール氏は水産物の安全問題について中国との対話を継続し、ロシア産水産物の同国への供給規制について中国との交渉を完了する予定だという。
中国はすでに日本からの一部の食品輸入を禁止しているが、木曜日の全面禁止は、処理水の放出が始まったことによる「放射能汚染のリスク」への懸念から引き起こされた。
声明は、1月から8月までのロシアの水産物輸出の半分以上が中国への輸出先であり、スケトウダラ、ニシン、ガレイ、イワシ、タラ、カニが大半を占めていると数字は明らかにしなかった。
ロシア水産庁によると、ロシアは昨年、総漁獲量の約半分に相当する約61億ドルに相当する230万トンの水産物を輸出し、最大の輸入国は中国、韓国、日本となった。
日本は、ロシアと中国からの批判は科学的証拠に裏付けられておらず、水の汚染レベルは世界保健機関の基準で飲料に安全と考えられるレベルを下回るだろうと述べた。
しかし、ロッセルホズナゾール氏は、たとえ量が微々たるものであっても、日本からの水産物の輸入に対する管理を強化していると述べた。
規制当局はまた、ロシアの魚介類の約70%が漁獲されるロシア極東の海流の方向によって、ロシア漁船が漁獲した海産物の「汚染を防ぐ」ことができると述べた。
また、福島に比較的近いロシア海域で捕獲された魚介類の放射線監視を強化しており、放射線レベルを決定するために選択されたサンプルを検査する予定であるとインターファクス通信が木曜、ロセルホズナゾール太平洋支局の話として報じた。
モスクワではオルガ・ポポワ、東京ではカティア・ゴルブコワがレポート。 編集:クリスチャン・シュモーリンガー
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