中国首相、9月に日本との対話推進に意欲表明

外交筋が水曜日に明らかにしたところによると、中国は、老朽化し​​た福島原発からの処理済み放射性水の海洋放出をめぐる口論にもかかわらず、先月インドネシアで行った両国首脳の短い会談で、日本との対話を進める意向を表明したという。

ASEAN関係者によると、中国の李強首相は9月6日、中国関連首脳会議に合わせてジャカルタで短時間会談し、日本の岸田文雄首相に対し「中日関係は重要であり、交流を促進すべきだ」と語った。

関係筋によると、李氏の発言は習近平国家主席と岸田氏の会談を求める中国政府の意欲の表れとみなし、日本政府は11月にサンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力フォーラム首脳会議に合わせて首脳会談を開催したいと考えている。

中国は、2011年の大地震と津波で破壊された日本の福島第一原子力発電所からの8月24日からの太平洋への放出に、人間と環境への健康への懸念を理由に猛烈な反対を表明している。

中国政府はまた、日本産水産物の輸入を全面禁止したが、日本政府は科学的根拠に欠けると批判し、その解除を要求した。

国際原子力機関が7月初旬に日本政府に提出した報告書の中で、この計画は世界的な安全基準を満たしており、人々や環境への影響は「無視できる」と述べた後に放水が始まった。

岸田氏と李氏の会談後、日中両政府はそれぞれプレスリリースを発表したが、対話の必要性についての李氏の発言には言及しなかった。

関係者によると、中国政府は日本との対話を支持する李氏の発言を公表しないことを決定したのは、おそらく中国世論の否定的な反応を招くことを恐れたからだという。

岸田氏は9月後半、ニューヨークでの国連総会での演説で放水問題には言及しなかったが、これは明らかに中国との摩擦を激化させず、習主席との首脳会談に道筋をつけようとする意図があったと関係筋は述べた。

関係筋によると、李氏の発言は、経済成長が鈍化する中、中国が日本との経済関係を重視していることを示唆しているようだという。

岸田氏と李氏の短い会談は、日本、中国、韓国の首脳と南東アジア諸国連合の10カ国が出席するASEAN+3会議に先立って行われた。


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Kase Haruki

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