迫田真由、ロッキー・スウィフト著
[東京(ロイター)]日本のサントリー食品グループは、オーストラリアを他の世界市場での自社商品に缶入りアルコール飲料を統合するためのモデルとみなしていると、小野真紀子最高経営責任者(CEO)は述べた。
日本第2位の国内清涼飲料メーカーであるサントリービバレッジは、世界的な蒸留酒メーカーであるサントリーグループの傘下で伝統的にノンアルコール製品に注力してきました。
同グループは今月、アルコール事業とノンアルコール事業を統合して、オーストラリアとニュージーランドにサービスを提供する30億豪ドル(19億4000万ドル)規模のパートナーシップであるサントリー・オセアニアに統合すると発表した。
同社はオーストラリア北東部のブリスベンに工場を建設し、BOSSブランドのコーヒーや2021年に発売するレディ・トゥ・ドリンク(RTD)カクテル「195ダブルレモン」などの缶飲料を生産する計画だ。
小野氏は「飲料会社としてRTDを作るのは初めてなので、欧州などの市場でも使える新しいモデルになると思う」と語った。 「オーストラリアを参考にしたい」
1982年にサントリーに入社し、フランスのワインエステートと英国ブランドのルコザードの買収手配を手伝った小野氏は、欧州市場にはコーヒーをベースにした新しいエナジードリンクや新製品を導入する可能性がまだたくさんあると語った。
4月にサントリービバレッジの社長に就任した小野氏は、企業価値1兆円(68億3000万ドル)を超える日本の上場企業を率いる初の女性となった。
しかし、6月に高野由美子氏が東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランドの総支配人に就任すると、この記録はすぐに破られた。
小野氏は、日本人女性がトップの地位に上り詰めていることについて「これは非常に前向きな傾向だと思う」と語った。 「今後も増えていくと思います。」
(1 ドル = 1.5456 オーストラリアドル)
(1ドル=146.4500円)
(レポート:ロッキー・スウィフト、編集:クラレンス・フェルナンデス)
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