札幌–札幌市当局が12月から人気の繁華街である大通公園での喫煙を許可する計画を強行すれば、喫煙をめぐる論争は火だるまになる恐れがある。
日本禁煙学会はこの決定に抗議した。
公園周辺の建物に指定喫煙所が不足しているため、公園内での喫煙、特に昼時の喫煙が顕著に増加している。
市はこの実験がこの象徴的な観光地の全体的な環境を改善するかどうか知りたいとしているが、受動喫煙の可能性が高まるだけだと述べている。
将来的には公園内での全面禁煙を求めている。
同社は11月17日に札幌市内で開いた記者会見で見解を述べた。
大通公園の西1丁目から西4丁目までの東西約1.5キロメートルの区間は、市条例で歩きタバコや灰皿なしでの喫煙が禁止されている。
ただし、西3丁目には屋根と扉のある喫煙所が設置されています。 西5丁目から西12丁目までの区間は警戒区域に指定されておらず、受動喫煙や防止対策の必要性が指摘されている。
市は11月2日、1989年に改修された同公園の環境整備の検討を始めた。その一環として、日本たばこ産業と共同で西地区喫煙所に灰皿付きパネルパーテーションを設置する予定だ。公園5丁目部分は12月上旬から2025年3月末まで。
日本禁煙協会北海道支部の松崎道之支部長は札幌市役所で開かれた記者会見で「新設の喫煙所はパーテーションで囲まれているだけで、タバコの煙が自由に逃げられる状態だ」と述べた。 「これは屋外での受動喫煙の害から子どもを守ることを目的とした健康増進法に違反します。 »
元北海道医師会会長の永瀬清氏は「北海道の女性の肺がん罹患率が全国平均に比べて高いのは喫煙が一因だ」と指摘し、喫煙撲滅に向けた啓発活動を呼び掛けた。
札幌市は2020年に「札幌市受動喫煙防止に関する声明」を発表し、健康増進法などの法律で規制されていない地域でも受動喫煙防止について住民に検討を促した。 しかし、2022年度の市の喫煙率は18・2%だった。 さらに、喫煙率は男女ともに全国平均を上回った。
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