東京(AP通信)-日本の出版社角川の幹部が火曜日、東京オリンピック組織委員会の元メンバーへの贈賄罪で有罪判決を受けた。
高橋治之さんに6900万円を支払った罪に問われた吉原俊之被告に懲役2年、執行猶予4年の有罪判決が言い渡された。 これは、今後4年間に法を犯さなければ、投獄を免れることを意味する。
東京地裁の中尾義久裁判長は、吉原氏がスポンサーになることで角川に有利になることを望んでおり、そうすることでブランド力が高まると述べた。
中尾氏は「大会の公平性に対する信念が揺らいだ」と述べ、吉原氏は支払いが違法であることを承知しており、コンサルタント料として偽装しようとしたと指摘した。
中尾氏によると、吉原氏が反省を表明し、妻が吉原氏の世話をすると約束したため、処分は保留されたという。
吉原被告は一度は「はい」と答えて判決を受け入れたが、それ以外は何も言わず、何度も頭を下げて法廷を後にした。
昨年逮捕された吉原氏に対する判決は、東京オリンピックのスポンサーシップと商品ライセンスに関わる一連の汚職裁判の最新のものである。
角川グループがスポンサーに選ばれ、大会プログラムやガイドを発行した。
札幌市当局者によると、水曜日、市長が柔道金メダリストでIOC委員でもある日本オリンピック委員会の山下泰裕会長と会談した後、招致に関する正式な発表が行われる予定だという。
スキャンダルの中心にいるのは、広告会社電通の元役員である高橋氏で、2014年に東京オリンピック組織委員会に加わり、オリンピックのスポンサー手配に大きな影響力を持っていた。 高橋さんは無実だと主張している。 彼の裁判はまだ始まっていない。
汚職スキャンダルに関連して、5社の15人が裁判にかけられることになる。 他の企業は、オリンピック日本代表選手団の衣装を提供したアパレル会社のAOKIホールディングス、マスコットを制作した大広広告社、サンアロー、広告会社のADKだ。
さまざまな疑惑を考慮すると、高橋氏に支払われた金は約2億円に上る。
火曜日の公判では、吉原被告は、角川高官であり、創業者の息子で日本の映画・エンターテインメント業界の主要人物である角川歴彦氏と、もう一人の角川高官馬庭京二氏と協力した疑いで起訴された。
馬庭被告は高橋被告の口座に金を入金した疑いで6月に執行猶予付きの有罪判決を受けた。 角川歴彦も裁判を受ける。
7月、元ADKリーダーの上野伸一氏は、高橋氏に1400万円を支払ったとして有罪判決を受け、執行猶予付きの有罪判決を受けた。
組織委員会の委員は準公務員であり、便宜を図る者から金品を受け取る権利はない。 日本では一般に、賄賂を受け取る側は支払う側よりも厳しい判決を受ける。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、東京大会は2021年に延期された。