ウエスタンデジタルと日本のキオクシアが合併交渉を中止:情報筋

東京 – ウエスタンデジタルと日本のキオクシアホールディングスが、世界最大のメモリチップメーカーの一つを誕生させるはずだった合併条件に合意できなかったため、合併協議を中止したと金曜日、事件関係者が明らかにした。

キオクシアへの主要投資家で米国や日本企業のライバルである韓国企業SKハイニックスは、投資資産価値への影響を理由にこの取引を支持しないと述べた。

このニュースを最初に報じた日経産業新聞は、両社がキオクシアの筆頭株主であるベインキャピタルとの条件に合意できなかったとも述べた。

両社のフラッシュメモリ事業を統合することは、首位サムスン電子と並んで世界のNandフラッシュ市場の3分の1を支配することを意味し、世界第3位のNandフラッシュメモリメーカーであるSKハイニックスの地位を脅かす可能性がある。

木曜日のニュースを受けてウエスタンデジタル株は9.3%下落した。

両社は、世界的なチップ供給過剰とフラッシュメモリチップの需要低迷に直面して合併を模索し、チップメーカーに対する統合への圧力が高まっていた。

キオクシアとウエスタンデジタルは2021年から合併交渉を行っているが、評価額の相違など一連の問題により交渉が行き詰まることが多い。

ベンチマーク・カンパニーのアナリスト、マーク・ミラー氏は、合併により両社は「コストを削減し、市場でより効果的な競争相手となる機会」を与えられただろうと述べた。

「しかし、契約を結ぶのは非常に複雑だった。 中国がこの協定を承認するかどうかもわかりません。

両社は最新の四半期報告書で合計約14億米ドル(19億シンガポールドル)の損失を報告した。

アクティビストのエリオット・インベストメント・マネジメントが同社に10億ドル近い株式を保有していることを明らかにし、これらの事業を分離するよう求めたことを受け、ウエスタンデジタルは2022年に戦略的代替案の検討を開始した。

ロイター通信が先週報じたところによると、日本の大手銀行は合併を支援するために1兆9000億円(173億シンガポールドル)の融資を約束する予定だという。

SKハイニックスは2018年、キオクシアを東芝から2兆円で買収したベイン主導のコンソーシアムの一環として、キオクシアに3950億円を投資した。

同社はキオクシアの最大15%の株式に転換できる転換社債を保有しており、その承認が合併の事前条件の一つとなっていた。 ロイター

Chinen Kazuki

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