ポンド/円は181.40付近まで上昇、英国と日本のデータに注目


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  • 英国銀行の金利軌道に関する市場の警戒により、ポンド/円は連敗を続けている。
  • 日本の貿易収支は、前回の9,378億円のマイナスから624億円の黒字に拡大した。
  • 英国は総合CPIが6.6%への低下予想を覆し、6.7%と底堅い結果を発表した。

ポンド/円は第3取引で損失を拡大し、木曜日の欧州取引では181.40付近で下落した。 この通貨ペアは日本の貿易収支に下押し圧力を受けており、9月の貿易収支は624億円の黒字となった。 前回の9,378億円に対し、4,250億円のマイナスとなる見通しだった。

さらに、イングランド銀行(BoE)の今後の政策決定の方向性が不透明であることも、ポンド/円ペアにとって逆風を生み出す重要な要因とみられている。

水曜日に発表された最近の英国の消費者インフレ統計は、9月の総合CPIが6.7%と底堅さを示し、6.6%へ若干低下するとの予想を裏切った。 この結果を受けて、英中銀が11月に利上げする可能性についての憶測が広がった。

さらに今週初め、英国国家統計局(ONS)は8月までの3カ月間の賃金の伸びが若干鈍化したと報告した。 この出来事は中銀に金利を現在の水準に維持する機会を与える可能性がある。

日本銀行(日銀)は最近の四半期報告書で9つの経済地域のうち6つの経済地域の評価を引き上げ、日本経済全体が緩やかに回復していることを示した。 しかし、報告書は、多くの地域で輸出と生産が依然として相対的に停滞していることを強調している。

今週、日本のトップ金融外交官である神田正人氏は、中東の地政学的な緊張による安全資産の流れの恩恵を受け、日本円(JPY)は引き続き安全資産とみなされていると指摘した。 神田氏は、外国為替市場が過度に変動した場合、当局は利上げや市場介入などの措置を講じ、日本円を支援する可能性があると述べた。

投資家は潜在的な市場の方向性を知るために、金曜日の日本のインフレ統計を心待ちにしている。 生鮮食品を除く全国消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇と予想されており、前回の3.1%から低下する。

9月の英国の小売売上高も減少すると予想されており、投資家は注目している。

Chinen Kazuki

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