日本の鶏肉がアジア市場を開拓、香港は中国サイト日経の第一歩

日本の精肉会社などが国産鶏肉の輸出を開始。 まず、日本食が人気の香港では、レストランやスーパーなどでブランドチキンや地鶏が販売されています。 宣伝のポイントは、安全性と栄養価の高さ、美味しさです。 日本国内の鶏肉市場は、人口減少により縮小すると予想されています。 これらの企業は、成長を続けるアジアで市場を拡大しようとしています。

日本ハムは9月、自社ブランドの鶏肉「桜姫」の香港向け輸出を開始した。 販売価格は後日決定いたします。 「桜姫」は北海道のグループ会社の自社養鶏場で生産され、グループ会社が加工から販売まで一貫して行っています。 配合飼料を改良することで、「桜姫」に含まれるビタミンEが通常の鶏肉の3倍になり、「鶏肉特有の生臭さも軽減」(本社)。

香港では日本の鶏肉は非常に高価です。 香港のスーパーマーケットでは、日本製の鶏モモ肉はブラジル製の倍以上の値段だと言われています。 新型コロナの流行前に日本を訪れたインバウンド(訪日外国人)の日本食への関心は高く、日本製品に対する評価も高い。





日本ハムのブランド鶏「桜姫」は北海道産と宣伝

日本ハムは 2016 年から鶏肉を香港に輸出し、地元のスーパーマーケットやレストランに宣伝して販売しています。 「桜姫」は国産鶏肉として輸出されていましたが、ブランド化されることはありませんでした。 2022年1月、同社は香港で商標「桜地」を登録した。 アジアでも人気の観光地である北海道で生産された鶏肉を使用し、付加価値を高めているのがプロモーションポイント。

2023 年の輸出額の目標は、2021 年に比べて 30% 増加することです。

ニチレイの子会社であるニチレイフレッシュは、「純和チキン」の輸出事業を強化。 「純和チキン」は、2013年頃から香港の日本食レストランに供給している国内限定の鶏肉ブランドです。 現地での新型コロナの流行は落ち着きを取り戻しつつあり、「注文も増え続けている」(畜産担当課長)。 同社は、2022 年に前年比で輸出を 2 倍にする予定です。

日本農業協同組合福栄グループ(所在地:福岡県久留米市)は、2017年から香港で地元の闘鶏品種「博多鶏」の販売を正式に開始した。昨年の同時期。 8月には久留米市の加工工場に小包対応の機械を導入。 「業務用に加え、大型量販店向けの販売体制を強化していきます」(中垣誠専務)。

日本は 2021 年に 5,301 トンの鶏肉(ひき肉を含む)を輸出し、その 60% が香港に輸出される。 8月末現在、輸出規格認証を取得している日本国内の加工施設は、香港向けに78施設、ベトナム向けに69施設が輸出されています。 「ベトナムでは、国産鶏肉と流通している現地産鶏肉の価格差が大きく、まだ市場が浸透していない」という声もあるが(輸出企業)、香港以外ではまだまだ輸出拡大の余地。

国連食糧農業機関 (FAO) の推定によると、2021 年の世界の鶏肉の輸出量は 1,584 万トンで、牛肉 (1,208 万トン) を上回る見込みです。 輸出シェアでは、ブラジルが 28%、米国が 25%、タイが 8%、日本が 0.1% 未満である。 人口減少などにより食肉市場の縮小が予想される日本では、海外市場へのアクセスが需要拡大に重要な役割を果たします。

日本経済新聞(中国語版:中国日経ウェブサイト) 小川望

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Kaneshiro Nobuo

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