[ニューヨーク 7月21日 ロイター] – 関係者によると、家庭用健康検査や栄養補助食品を提供するソーン・ヘルステック(THRN.O)は売却を検討しているという。
ニューヨークに本拠を置く同社は、他の企業やプライベート・エクイティ会社からの関心を集めているため、投資銀行CGサワヤ・パートナーズ(CF.TO)と協力していると関係者は語った。
関係筋は、この問題は機密事項であるため匿名を求めたが、確実な合意はないとも付け加えた。 ソーンの広報担当者は、同社は噂や憶測についてはコメントしないと述べた。 CGサワヤ氏はコメントの要請に応じなかった。
このニュースを受けて金曜日のソーン株は12.9%上昇して5.95ドルとなり、同社の市場価値は3億2,000万ドルとなった。 年初来では63.9%上昇しており、S&P500指数の18.2%上昇を上回っている。
1984年に設立されたソーンは、ソーンの最高経営責任者ポール・ジェイコブソン氏が共同設立したヘルスケア分析プラットフォームであるOnegevityを買収した後、2021年に上場した。
同社は、睡眠、生殖能力、ストレス、腸の健康などの分野を評価するための家庭用健康検査と、個人向けの健康計画を作成するためのサプリメントを提供しています。 小売業者や電子商取引会社に依存するのではなく、消費者に製品を直接販売しています。
ソーンの自宅検査はヒムズ・アンド・ハーズ・ヘルス社(HIMS.N)、23アンドミー・ホールディング社(ME.O)、リボンゴ・ヘルス社(LVGO.MX)と競合する一方、栄養補助食品市場のライバルにはネスレ・ヘルス・サイエンスやメタジェニクスなどが含まれる。
ソーン氏は、2022年の2億2,870万ドルから2023年の純売上高は2億8,000万ドルから2億9,000万ドル、利息・税金・減価償却費調整前利益は2022年の2,450万ドルから2023年に3,000万ドルから3,200万ドルになると予想した。
ソーンの大株主は日本企業のキリンホールディングス(2503.T)と三井物産(8031.T)で、それぞれ29%の株式を保有している。
日本を代表するビールメーカーの一つであるキリンは、すでに栄養補助食品分野の企業買収に関心を示している。 4月にはオーストラリアのビタミン剤ブラックモアズ(BKL.AX)を12億ドルで買収した。
アビゲイル・サマーヴィルによるレポート。 編集:デヴィッド・ホームズ
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